【日記】人生の幸福を決めるもの
毎日このブログに日記を書こう、と思っては何度も挫折している。物事を続けること、習慣を獲得することは難しい。
私の日常は平凡だ。だけど変化がないなりに、色々なことを考えたり、思い立ったり、悩んだり、ささいな発見があったりする。それを書きとめて、自分の人生と向き合いたい。なので、短くても良いから、毎日日記を書きたいと思う。(と言って、明日にはもう更新が止まってたりする)
最近、TEDの動画をよく観る。「TED Conference」(テド・カンファレンス)とは、アメリカの団体が開催している講演会で、その講演がインターネットで無料配信されている。日本語の字幕動画や、日本人のプレゼンテーションもあり、日本でも人気があるらしい。
今日観たTEDの動画が、ひどく心に突き刺さった。
ロバート・ウォールディンガー: 人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から | TED Talk
一生を通し、私達を幸福で健康にするものは何でしょう?名声や富 ―そう考える人はたくさんいます。しかし、心理学者ロバート・ウォールディンガーに拠ると、それは間違っているのです。
ハーバードの研究チームでは、10代の子どもが老人になるまでの人生を追い、75年間研究を続けているらしい。724人の男性を追跡した結果、途中で亡くなった人もいるが、約60人は健在で90代になっている。
講演の中で、ロバート・ウォールディンガー博士はこう断言する。
彼らの人生から得た何万ページにもなる情報から、分かったことは何でしょう。
それは富でも、名声でも、無我夢中で働く事でもない。
75年に渡る研究からはっきりと分かったことは、私たちを健康で幸福にするのは良い人間関係に尽きるということです。
ショックだった。
私は人間関係が苦手で、人とうまく関われずに孤独な日々を送っている。「人生の幸福は人間関係」というのは受け入れがたいが、研究データーが強力で説得力がすごい。思わず目をそむけたくなったが、動画を最後まで観た。
かねてから「こんなに生きるのが苦しいのは、人間関係がきついからだ」と感じていた。先日、発達障害者の当事者会に参加した時にも実感した。発達障害を持つ当事者同士で、生活や仕事の悩みを話し合った。みんな、一番の悩みは結局「人間関係」だ。
障害があって〇〇が苦手、だから家族とうまくいかない、会社で浮いてしまう、周りから怒られる…。障害の症状そのものは問題ではなくて、それによって生じる「人間関係」が私たちを苦しめている。
いっそ「人間関係」なんてなくなってしまえばいい、誰とも関わらずに生きていきたいと思うこともある。人と関わることで傷ついてきた経験があるからだ。
だけど、人生の不幸の原因が「人間関係」なら、幸福にしてくれるのも「人間関係」なのだ。「人生の幸福は、良い人間関係で決まる」。良い人間関係を手にできない私は、このままなら一生幸せになれないのかもしれない。そんな現実が胸に突き刺さった。
勇気を出して、人と関わる機会を作っていこう。
この人生が、まだ取り返しの付く前に。幸せになりたい。
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