池田の底辺下り坂

フリーター。ADHDと不安障害。生きづらい毎日の記録。

退職した病院に健康診断で行ったら、チェブラーシカみたいになった。【日記】

新卒で意気揚々と入職した病院を、3ヶ月で休職し、夏には退職したことがある。

その後の私は正規雇用で働くことはなく、フリーターとして勤務をしている。先日、「退職した病院に健康診断に行く」という苦行に耐えた。

健康診断当日。絶飲食だったので、薬だけ飲んで病院に向かう。病院の看板を観るだけで、後ろめたいような気持ちになる。

入口から一歩足を踏み入れると、懐かしい光景が広がる。

薄暗い外来は、患者さんで溢れていた。この場所で白衣を着て、患者さんの車椅子を押して歩いたこともあったのだ。

看護師らしき職員とすれ違うたびに目を伏せる。かつての同期や、所属していた病棟の先輩と遭遇するのが怖かった。

おそらく誰もは覚えていないだろうし、私も気付かないかもしれない。時間が止まっているのは私だけで、同期はみんなこの病院でキャリアを積み、沢山の出会いを経験している。

3ヶ月で休職して辞めた私のことなんて忘れているだろう。

エレベーターに乗って、健康診断センターのあるフロアのボタンを押す。

学生だった5年前、私はこのエレベーターに乗った。そして、同じ階の行き先ボタンを押した。この病院の採用試験の面接を受けるために。

5年前のあの日、すでに2つの病院で落とされていた私は、これが最後のチャンスと意気込んでいた。ものすごい緊張に耐えながら、このエレベーターに乗った。

その時の記憶がよみがえり、胸が痛くなった。

気持ちを押し殺しながら、健康診断の受付をすませ、淡々と検査着に着替えた。

 

 

まずは医師の診察

健康診断の医者は、なぜみんな高齢なのだろう。ふと思った。

私の問診票を一別すると、内服薬に「コンサータ」「アトモキセチン(ストラテラのジェネリック)」と書いてあるのが目に止まったようだ。

「これは動悸を抑える薬?」と聞いてくる。逆だ。飲むと交感神経が優位になるため、副作用で動機になりやすい。首を横に振った。まだADHD治療薬の認知度は低い。

聴診や腹診は以上がなく、5分で診察が終わる。ロビーに戻り、次の検査を待っていると、レントゲン検査に呼ばれた。

 

レントゲン検査室までの道に迷う。

分かりやすいフロアの地図をもらったはずなのに、レントゲン室までの道に迷う。働いてた時に、レントゲン室まで入院患者を送迎したこともあるのに、すっかり忘れていた。

レントゲン室の近くでうろうろしていると、近くにいた検査着を着た女性が「レントゲンですか?受付はあちらです」と教えてくれた。優しい人。

自分が同じ立場なら、こんな風に声がかけられないだろうなと思った。

そして次は聴力検査。検査室に入ると、電話ボックスのような密室に入れられる。

ヘッドフォンをつけて、右耳から検査。音が聞こえたらボタンを押す。次は左。なかなか音が聞こえない。わざと検査技師が間隔を開けているのだろうと思った。

ヘッドフォンを外すと、検査技師は「左の聴力が弱いですね」と驚きの一言。左だけ、もう一度検査をする。必死に耳をかたむける。何度か音は聞こえた。「やっぱり左側の聴力が下がってますね。」と言われた。

去年は異常がなかった。まさか聴力でひっかかるとは思わなかった。

製造の仕事で、騒音に耐えているので、騒音性難聴かもしれないと思った。「騒音 難聴」で調べてみると「一度下がると良くならない」という書き込みが目に入り、ひどく落ち込んだ。

不安になり、次の検査までの待合時間に、スマホでAmazonからイヤーマフを購入した。

Fnova イヤーマフ 防音 遮音値34dB プロテクター 折りたたみ式
自閉症 聴覚過敏 騒音対策 射撃 等

 

自分の健康は自分で守るしかない。私は会社の健康保険に入っていないので、もし仕事を休まないといけない状態になっても、傷病手当はもらえない。

 

その後は視力検査や体重身長測定。

視力が悪い人間にとって、視力検査は苦痛だ。また視力が下がっていた。体重も増えていた。去年も同じようなことを思った。

「視力下がらないように気を付けないと、体脂肪減らさないと・・・」そう決心しても、数日経てばすぐ忘れて、怠惰な生活を送る。そして気がつくと1年経っているのだ。怖い。

健康診断結果が届いたら、忘れないように部屋の壁に貼っておこうと思った。

 

採血を終えて、無料のジュースを飲む。

朝から絶飲食でお腹が空いていた。

最後の検査である採血を終えると「これで終わりなので、好きなものを食べてください。無効に無料の自動販売機があるので、何杯でもどうぞ。」と声をかけられる。

すぐに着替えて無料自動販売機に向かう。

f:id:sayashi:20190421140713j:plain

無料の自動販売機のペプシ

私はこの無料自動販売機が大好きだ。お金を入れたら無料で出て来る。テンションがあがる。貧乏病なので2杯飲まないともったいない気がして、2杯目にアイスコーヒーを飲んだ。

 

そして病院を後にして、桜並木の下を歩きながら、会社に向かう。桜の花を眺めながら、健康でいようと思った。

 

追記

この2日後に、さっそく届いたイヤーマフが届いた。あまりに大きすぎて、装着してみるとチェブラーシカみたいになった。

 

〈当サイトに掲載されている広告について〉
当サイトでは、第三者配信の広告サービス( Google AdSense)を利用しています。
このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 『Cookie』(氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。
またGoogleアドセンスに関して、情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、こちらをクリックしてください。

また、当ブログではAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイト・A8net・リンクシェアのアフィリエイトプログラムを利用しています。

〈アクセス解析ツールについて〉
当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。 この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。