今日も機嫌悪くアラームに起こされる。直後、仕事納めの日であることを思い出し、沈んだ気分が軽くなった。月曜日だけど、何だか金曜日みたいな気分だ。
冷蔵後には、昨日作ったホットケーキのタネがある。お腹は空いているけれど、焼くのが面倒くさい。少し前にブックマークしたレシピを思い出し、タネの入ったタッパーごとレンジにかけてみる。
不格好に膨らんだけど、味は十分美味しい。手抜き朝食のレパートリーが広がった。
ポンコツフリーターの仕事納め
バイト先に向かう。仕事納めと言っても、納めるような大層な業務はない。いつも通りのルーチンワークをこなす。
単純作業は、雑念との戦いだ。すぐに気が散ってしまい、同じミスを繰り返す。個数が違う、入力が違う、種類を間違えている。
そんな指摘が午前に3つもあり、気を落とす。昼休みも午前中の失敗が気がかりで、頭を悩ませる。
子どもの頃は「働く大人」に憧れていた。大人になった今、働くことは、ポンコツの自分との闘いだ。
「午後を乗り切れば連休」と自分に言い聞かせ、何とか気を張って作業をする。午後はミスを1つもしなかった。終わりよければ良し、と心の中で呟いて、退勤した。
シチューかけご飯
職場を出て、スーパーへ急ぐ。昨夜、シチューかけご飯の記事*1を読み、シチューを作ると決めていた。にんじん、玉ねぎ、もも肉、ルウを買って帰宅する。
ご飯にかけるシチューは、できるだけ具が小さいほうが良い。そして、ルウは濃いめの方がおいしい。小学校の給食のみたいに、小さく刻む。2日後に帰省するので、冷蔵後の中身を使い切りたい。水の半量を牛乳で代用し、冷凍庫のほうれん草を使い切る。
いつも1人暮らしとは思えないくらい大量に作り、次の日も食べる。ルウを1箱使い切れるほど鍋に入れたら、つい吹きこぼした。もっと大きな鍋を買おう。
完成する。
米が埋もれるほどたっぷりルウをかける。具材の小ささ、ルウの濃さがちょうどご飯とぴったり合う。
コロナ渦での帰省
コロナ関連のニュースをチェックする。羽田議員の突然死と変異種発生の報は、コロナ楽観論者だった私を変えた。
だけれど全く人と接触していないし、自覚症状もないのだ。帰省しても、実家にこもり、食事は離れて食べ、話す時はマスクをつけよう。それなら問題ないだろう。
そこまでして帰りたくなるのは、あまりに人間味のない生活をしてる反動だ。このワンルームの部屋には家庭がなく、生活があるだけ。
起きて、食べて、帰って、食べて、お風呂に入って、寝る。面倒な暮らしを、いかに最低限の労力でこなす。社会から切り離された部屋で、心を休める。
ただひたすら、一人で生活を繰り返している。